タイトルのとおり、とうとうちゃんとしたゲーミングPCを購入してしまいました。
このブログでは度々僕のゲーム用PCとして『GPD WIN Max』というモバイルゲーミングPCを取り上げているし、GPD WIN Maxがちゃんとしてないとかそういうつもりもないんだけど、GPUがCPU内蔵じゃなくて独立しているPCは今回初めて購入したいうこと。「これはゲーミングPCです」と言って見せたときにほとんどの人が「まぁ、そうですよね」と言ってくれるものを買ったんじゃないかと思ってる。
ここにきてゲーミングPCと呼ばれるものを購入した理由は色々。
PCゲーム市場も成熟を極めて遊びたいタイトルがかなり増えてきた上に、SteamやEpic Storeでは定期的に値引き率の高いセールや無料配布がありコスパも非常に高い。多少値の張るPCを購入しても割とすぐ元を取れるんじゃないかと思ったのが一番。
他には昨年から知人に仕事を頼まれることも増えて作業用に使っていたMac miniにパワー不足を感じたり、なかなか手に入らないPlayStation 5にヤキモキしたりとか。こんだけTwitterで投稿しまくっているので「DOAXVVをもっと高画質でヌルヌル動く環境でプレイしたかったから」というのも否定はせん。とにかく色んな思いや考えがあって購入に至った。
購入したのはHPの『Pavilion Gaming Desktop TG01』。HPは『OMEN』というハイエンドゲーミングPCのブランドを展開してるけど、僕が買ったのはHPブランドのゲーミングPC。我ながら自分らしい中途半端さだと思っている。主要な部分のスペックは以下のとおり。
- OS:Windows 10 Pro
- CPU:Core i7-11700F
- メモリ: DDR4 16GB
- ストレージ:512GB M.2 SSD + 2TB SATA HDD
- グラフィックス:GeForce RTX 3060 Ti
この機種を選んだ一番の理由は価格。クーポンを使って164,000円ぐらいだったんだけど、他のメーカーじゃまずこの金額では購入できないし、ちょっと安いっていうレベルじゃなくてかなり安い(個人的な感想です)。パーツ構成が必要最小限だったとしても割安なのに、SSDのほかに追加のHDDとかカードリーダーとかゲーミングPCでは割と付いてないことも多いWi-FiやBluetoothまで標準装備。ダメ押しにOSがHomeじゃなくてPro。大手だからこそできることなのか、担当者がちょっとどうかしちゃったのか知らんけど、消費者としては有難い。なんというか、あとから変なところでガッカリすることがないのを祈るばかりです。
注文したのは昨年の11月4日。注文時点では一部のパーツが入荷待ちになっていたしHPの公式通販は納期が遅くて有名らしいので、「年内に届けばラッキーかな」くらいの気持ちで待っていたらあっさり6日後に届いた。
写真を撮り忘れたけど、届いた箱も結構小さかった。ちょっと大袈裟だけど「ゲーミングPCじゃなくて普通のデスクトップ買いましたっけ?」なレベル。
開封。本体も小さい…わかってて買ったんだけど実際に見ると思っていたよりずっと小さい。言っても一応ミニタワー型なのでそれなりの大きさだけど、直前まで比較検討候補で実店舗に見にも行ったパソコン工房のミニタワー(これもゲーミングPCとしては小さい部類)よりもひと回りぐらい小さい。このサイズがパフォーマンスに影響しなければいいんだけど。
ちなみにゲーミングPCなのに見た目はだいぶ地味で外観は黒一色。一応それっぽく光りはするけど、本体正面下部のスリット部分のみでON/OFFも可能。ぱっと見「性能の良さそうな少し大きめのデスクトップPC」にしか見えないので、ゲーミングPC独特のデザインが苦手な人や、家族にゲーミングPCだと悟られずに使いたいような人にはいいかも。
ケースも開けてみる。ちなみにカバーを外すのに星形のドライバー(T15)が必要。ケースの大きさから想像はできたけど、みっちりとパーツが詰まってた。今のところ必要十分な性能なので手を加えるつもりもないけど、電源も500W GOLDと小さめなので、HPとしてもユーザーがこれ以上何かを増設する想定では作ってなさそう。マザーボード側にSATAポートの空きがあるので手を加えるとしたらSSDの増設ぐらいかな。
マザーボードもグラフィックボードもHPのオリジナルっぽい。グラフィックボードのカバーにはOMENブランドのロゴっぽいプリントもあるので、このあたりはブランド問わず共通なんでしょうかね?グラフィックボードの奥行は約20cmで、こちらも大きなサイズへの交換は無理そう。古い人間なのでHDDが縦置きされているのはなんか新鮮だった。電源ユニットが下に配置されてるのも珍しく感じたけど、これは本体設置時に太めの電源ケーブルがぶら下がる形にならなくていいかも。
ここからはベンチマークの結果とか実際にゲームやアプリケーションを動かしてみての感想など。接続したモニターはゲーミング用とかじゃない普通の60fpsのフルHD。ベンチマーク素人だし超絶ライトゲーマーなので役に立つかはわからないけど参考までに。
3DMark Basic Edition
Time Spy(DirectX 12 ベンチマーク)
Fire Strike(DirectX 11 ベンチマーク)
CristalDiskMark
FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
DEAD OR ALIVE Xtream Venus Vacation
個人的に避けて通れないゲーム。ベンチマーク機能はないので『MSI Afterburnet』でfpsを表示しながらプレイ。解像度は1920×1080ピクセル、それ以外のグラフィック関連の設定はすべて最高値。
もともと60fpsまでしか出ないゲームだけど、残念ながらずっと60fps張り付きというわけにはいかなかった。特に水面や湯気などの処理が重いらしく、ビーチやプールサイド、温泉などを表示すると45~50fps程度まで下がってしまう。そういうエフェクトのない室内なら女の子をふたり表示させてても60fpsを維持できるのに、水辺に移動すると女の子ひとりでもだめ。女の子が4人で温泉に入るシーンに至っては人数の多さに加えて水面と湯気のエフェクトにパワーを持っていかれるのか、25~30fpsまで下がることもあった。
描画速度が求められるゲームではないので問題ないけど、超絶ヌルサクといかなかったのはちょっと残念。
Discovery Tour by Assassin’s Creed: Ancient Egypt
『Assassin’s Creed Origins』から派生した古代エジプトを巡る教育用コンテンツ。本編は未プレイだけどこれは以前無料配布されたときにダウンロードしたもの。細かいグラフィック設定ができないのでデフォルトの設定のまま、上のDEAD OR ALIVE Xtream Venus Vacationと同じく『MSI Afterburnet』でfpsを計測しながら10分ほどフィールドを走り回った結果、平均63fps・最低34fps・最高102fpsでした。キャラクターの多いところでfpsが下がる印象。街中で十数人の人が同時に表示される場所などでガクッと下がった。
Adobe Photoshop 2022
ネットでも一時期話題になったAIの力で写真を加工する『ニューラルフィルター』を使って、街中で撮った写真を一瞬で緑いっぱいにの風景写真にするテスト。2000万画素のカメラで撮影した幅5472ピクセルx高さ3684ピクセルの写真にフィルターを適用したら約10秒で完了。参考までに今まで作業用に使用していた2014年製のMac mini(スペックは過去記事で)に同じ処理をさせたら30秒かかった。
DaVinci Resolve 17
機能制限版がフリーで使える強力な動画編集ツール。30秒程度のフルHDの動画素材を複数用意して、それぞれにエフェクト(カメラシェイク)をかけて不透明度を20%にしたものを何トラック重ねられるかをテスト。5トラックまでだったらコマ落ちせずにプレビュー再生することができた。
また、その動画をYouTube用(1080p・30fps・H.264)に書き出すのにかかった時間は20秒だった。
ベンチマークは自分でも「適当だなぁ」と思いながらやってたので、確認の仕方がなっちゃいねぇとか設定変えるともっと快適になるとか、教えていただけるのならコメントください。
以上、ゲーミングPC『Pavilion Gaming Desktop TG01』のざっくりレビューでした。何はともあれPCゲームの環境はだいぶ良くなったので、今までスペックの問題で躊躇していたタイトルもどんどん遊んでいきたいところ。積みゲーの消化も捗るといいんだけど…。
コメント