『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』感想-みんなもDOAXVVに癒やされればいいと思う

新年度が始まって早1ヶ月半、ゴールデンウィークが終了して約2週間、皆様如何お過ごしでしょうか?新しい生活に、新しい環境に疲れていませんか?僕はこの春、1段階昇進してちょっとだけお賃金が上がりましたが、魔が差してGoogleに聞いてみたら世間一般で同じように昇進した場合の平均の半分以下しか昇給していませんでした…。

そんなお疲れの方々、「やってらんねーよ!」と思っている方々、心の支えにしていた芸能人の結婚にショックを隠し切れない方、とりあえず南の島でお姉さんたちがビーチバレーをする様子を眺めるゲームで癒やされませんか?『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』っていうゲームなんですけどね。

DOAXVV

というわけで、『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』(以下、『DOAXVV』)の感想。冒頭のわざとらしい導入文に書いてあるとおり、コーエーテクモゲームスがWindows向けに展開する女の子たちがビーチバレーをする様子を眺めるゲームだ。プレイヤーは南の島のオーナーとなり、島を訪れた女の子をフェス(ビーチバレーを主としたイベント)に誘う…というよくわからん設定でゲームがスタート。
そこから先はビーチバレーをこなして(眺めて?)アイテムをもらい、ガチャを回して水着をゲット、水着を強化したり女の子のレベルを上げたら更に強い相手に挑む(様子を眺める)…の繰り返し。集めた水着やアイテムで女の子をコーディネートして撮影モードで写真撮影もできる。というもの。

1月にSteam版をうっかりダウンロードしてからこれまたうっかりほぼ毎日のようにプレイして今に至っておりまして、記事執筆時点で総プレイ時間が100時間を超えてました。うっかりとか言いつつも『DEAD OR ALIVE』はもともと好きなシリーズで、本編の格ゲーの方は『5』以外はコンシューマ版を購入してプレイしてるし、『DOAXVV』の前作に当たるコンシューマ版3作もしっかり買って遊んだりしてるので、本作をプレイするのも自然の摂理。むしろ「ソシャゲだしな…」という気持ちが邪魔をして始めるのが遅かったぐらいだ。

『DOAX』シリーズとしては初のPC版となった本作はコンシューマ版とは異なり、ソーシャルゲームへと生まれ変わった。実際にキャラクターを操作してビーチバレーをプレイしていたのがちょっとだけ指示を出して眺めるだけになったし、多少QTE的な操作を求められたロッククライミングなどのアクティビティもアイテムを消費して眺めるだけのシステムに変わった。ゲームの目玉である水着はガチャでゲット、リアルマネーがあればいくらでも回せる。アクション性はほとんどなくなり、ひたすらクリックするゲームに変化した。
コンシューマ版からプレイしてきたユーザーからは賛否が出そうな続編だが、個人的には大歓迎。そもそもコンシューマ版もゲーム内通貨で遊ぶソシャゲみたいなものだったので妥当な変化だと思うし、多くの人がそうである(よね?)ように僕にとっても「観て愉しむ」ゲームなので、アクション性がなくただただ眺めていられるというのはありがたい変化。せわしなくコントローラーを動かさず視点変更しながら女の子たちが楽しそうにしている様子を眺めていられるのだ……眼福じゃないか。そういう意味では同じシリーズでも過去作とは似て非なるものなので、コンシューマ版をプレイして「なんか違うな…」と思った人でも楽しめるかもしれないぞ。

DOAXVV ビーチバレー

そんな感じのゲームなのでストーリーなんかあってないようなものだけど、女の子のレベルが上っていくと徐々にプレイヤーに好意を抱き、親密な感じにはなっていく。とはいえどこまで行ってもプレイヤーとの距離感は付かず離れずな感じなのも過去作と同じで相変わらず。逆にそのへんが妙に心地よくてふわふわと遊び続けてしまうというのもあったりする。

以前から一部で「マネキン」と揶揄されているキャラクターのクオリティもかなり上がっていると思う。肌や衣装の質感がリアルになったのも理由のひとつだと思うけど、本作用にデザインされた追加キャラクターはもともと「バカンス仕様」にデザインされているのか本当に出来が良く、何というか素晴らしく絶妙な2.5次元感。格闘ゲームから参戦している従来のキャラクターも本作用に見た目が調整されてはいるしとても魅力的ではあるけど、デザインの源流が違うからやはり明確な違いが出てきているような気がする(とはいえ『マリー』とか『ほのか』あたりは最初からこっちにも出す前提でデザインしてそう…)。あとはもう少し表情が自然だともっと良くなるんじゃなかろうか。

DOAXVV マリー

キャラクターのクオリティが高いので、撮影モードも楽しい。最近はフォトモードが実装されているゲームも多く、それぞれのタイトルでいろいろな楽しみ方があるけど、本作はまあまあ現実に近い世界観でグラビアカメラマンごっこができるという意味では貴重。撮影モードでいろんなポーズや表情をつけるにはとにかくビーチバレーやイベントをこなしていく必要があるし、水着をゲットするためにはガチャを回す必要があるのだからそりゃ頑張るでしょ?という話。

本作も多くのソシャゲと同じく基本プレイ無料。なんだけど困ったことにあまり課金する要素が見当たらない…と言うと嘘になるけど、水着ガチャはほぼ毎日無料で回せるからなんとなく満足感もあるし、ビーチバレーに必要なポイントを回復するアイテムも普通にゲームを進めれば余るほど手に入る。そうなると有償ガチャ限定の水着がどうしても欲しいときぐらいしか課金する機会がないんだけど、有償十連1回5,000円は小遣い暮らしのサラリーマンにはなかなか厳しい。とはいえ無料であまりにも楽しませていただいているので安アイテム買って微課金したけど、それでも課金額とプレイ時間が釣り合っていない気がするので、推しのイベントのときにでもフルプライスのゲームが1本買える程度のお礼(課金)はしたいところ。

ちなみに僕の推しは『たまき』、我が道を行く奔放なお姉さんタイプのキャラクターで思わせぶりなセリフも多く、年甲斐もなくそわそわしながらプレイしております。登場キャラクター現時点では21名、たぶん今後も追加されていくと思うので好みのキャラも見つけやすいと思う。

DOAXVV たまき
DOAXVV たまき

冒頭のつまらん導入文に戻るけど、仕事や生活に疲れている方、こんな駄文をここまで読んだなら多少は興味があるはず。無料だしパソコンがあるならとりあえずインストールしてみませんか?もしかしたら癒しになるかもしれないぞ。

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