『OPPO BandStyle』感想-デザイン良し、コスパ良し、最初の1台に選びやすいスマートバンド

タイトルを「レビュー」にしたいけどそれほどのモノを書けそうにもないので「感想」と題してしまう逃げ腰な中年男性とは僕のことです。

OPPO BandStyle

今回は、なんだかんだで購入してあっという間に3ヶ月ぐらい経ってしまったスマートバンド『OPPO BandStyle』の感想。OPPO初のスマートバンドであり僕にとっても初めてのスマートバンドなので他製品とも比較もできず、本当にたいした記事が書けるような気もしないけど、素直な感想を残しておこうと思う。

感想の前にざっと機能をおさらい。ワークアウトの計測機能はランニングや水泳などにフリートレーニングを加えた13種類、心拍数の常時計測、血中酸素レベルの計測(睡眠時のみ常時計測可)、睡眠時の状態監視、その他スマホとの連携機能として通知転送・音楽の再生・カメラのシャッター操作など。スマートバンドとしての機能はひと通り押さえている印象。Apple Watchなんかの方が遥かに高機能であることは間違いないんだけど、これで5,000円しないんだからコスパはいい。

購入のきっかけは単純に興味があったから。あと最近体重を気にしてウォーキングやランニングもどきを始めたりしたので、モチベーションになるようなものが欲しかったというのもある。自分の知り得ない睡眠時の様子がわかるのも楽しみだった。

数あるスマートバンドのなかから本製品を選んだ決め手はバンドのデザイン。本体をメタルパーツで固定する他ではあまり見ないタイプのスタイリッシュなデザインで、いろんな服装に合わせやすいと思う。他社製品でよく見るスポーツタイプのバンドも付属していて、気分によって付け替えられるのも良い。OPPOとしては初めてのスマートバンドということで機能とか信頼性という意味ではXiaomiのMi Bandとかの方が良かったのもしれないけどデザインの好みが勝った。

開封して最初に驚いたのは本体のサイズ。とにかく小さくてこんなのが本当にスマートバンドとして機能するのか疑うレベル。本体もバンドも軽量で着けていることを忘れてしまうぐらい軽い。僕はデスクワークの時は腕時計を外す派だったけど、それでも気にならず着けっぱなしでいられる。常時着用を前提に作られているとはいえ、この装着感には驚いた。

1.1インチの有機ELのディスプレイもきれいで、文字盤やテキストも滑らか。さすがに表示できる文字数は少ないけど、LINEなんかの短いメッセージぐらいだったらそこそこ読める。出荷時のディスプレイの輝度は低めの20%に設定されてるけど、日中の屋外ではほとんど見えないので60%にして使っている。

小さいくせにバッテリーの持ちがいいのにも驚いた。使い方にもよるんだろうけど、僕は寝るとき以外は着けっぱなし(睡眠時に外している理由は後述)、心拍数は6分毎に計測するように設定、ワークアウトは1日40分程度という使い方をしているけど、10日ぐらいは持つ。これだけ持ちがいいと逆に充電を忘れたりするので、バッテリー残量問わず毎週日曜日の夜には充電することにした。

どちらかというと運動は苦手で健康のためにやっているだけなので、ワークアウトは屋外ランニングとウォーキングぐらいしか試していない。屋外ランニングで保存されるデータは距離・消費カロリー・時間・平均ペース(1kmあたりの分数)・ワークアウト中の心拍数とspm(1分当たりの歩数)の推移。ウォーキングで保存されるデータも似たようなもので、距離・消費カロリー・時間・ワークアウト中の心拍数とspm(1分当たりの歩数)の推移。本製品にはGPSは搭載されていないけど、ワークアウト時にスマホを持っていれば地図上にコースも記録してくれる。他のスマートウォッチ・スマートバンドがどういうデータを残してくれるのかは知らないけど、個人的には必要十分な情報量。あえて注文があるとすればウォーキングのときも平均ペースを出して欲しかったぐらい。

ちなみに一度だけワークアウトをフリートレーニングに設定してリングフィットアドベンチャーをプレイしてみたけど消費カロリーはあまり一致していなかった。そもそも計測方法が違うんだろうから当然と言えば当然だろうけど。あと、スマホにインストールしてるGoogle Fitとも歩数とか消費カロリーに関しては結構誤差があって、どちらかというとGoogle Fitの方が甘くてかなり多めにカウントしてくれる。連携設定しているつもりがうまくいってないのかもしれないけど、このへんはよくわからん。

あとは意外と便利だったのが『スマホを探す』機能。本製品からスマホを鳴らすことができるので、家の中でスマホが見当たらなくなったときに何度か助けられた。

製品としては概ね満足しているけど気になることがないわけではない。

まずは文字盤。文字盤は40種類以上用意されていて、本体に保存しておけるのは5点まで。文字盤によってそれぞれ時間表示のみだったりその日の歩数や消費カロリーが表示されたりと違いはあるもののカスタマイズができるわけでない。例えば歩数が表示できる文字盤はいくつか種類があるので選択の余地があるけど、心拍数を常時表示できる文字盤は現状1種類しかないのでデザインを選べないし、それがパステル調の可愛らしいデザインなので中年男性にはキツい。消費カロリーと活動量を数値として同時に表示できる文字盤はあるのに、同じように消費カロリーと歩数を表示できるものはなかったりととにかくもどかしい。となりの芝生(他社製品)が青く見えているだけかもしれないけど、もう少し種類があったりカスタマイズできたりしても良かったのではと思ってしまう。

文字盤選択
いちばん左が心拍数が唯一常時表示されるやつ。 中年男性にはデザインがかわいすぎる。

ほかにも1~2週間に1回ぐらいペアリングが解除されてスマホを再起動しないと再度ペアリングができなかったり(これはスマホ側の問題のような気がしている)、バンドの穴が広がってきたのか最近外れやすくなっているような気がしたりと、少しずつ気になる部分も出てきている。

最も残念だったのは肌に合わなかったこと。ネットでほかの人のレビューを見ていると同じような人はいないので僕の体質の問題だろうし、まだ疑惑の域だけど、購入後の最初の2日間は風呂の時間以外はずっと着けっぱなしにしていたら、手首のちょうどセンサー類と接する部分がかぶれて傷のようになってしまった。日中着けているときは何も気にならなかったけど、朝起きたら痛痒くなっていた。それ以降はとりあえず反対側の腕に着けて寝るときだけは外すようにしていて、約3ヶ月毎日使っているけど特に問題はない。以前から自分の腕を枕のようにして寝る癖があるのでその影響で接触部分に余計な力がかかってしまっているのかもしれないし、睡眠時の汗が半端じゃないのか、単純に部品素材が肌に合わないのかはわからないけど、楽しみにしていた睡眠時のログが取れないのは悔しい。諦めきれないので傷もきれいに治ってきたタイミングで原因特定も兼ねつつ少しずつ寝るときも着けてみたいと思う。

実際に負傷した手首。軽傷といえば軽傷だけど見て気持ちのいいものではないし腕毛もキモいので、気になる方だけどうぞ。

後半に不満を書くといかにも残念な製品だったように読み取れてしまうけど決してそんなことはなく、デザインも良くコスパも高い本製品の満足度はかなり高い。スマートバンドやスマートウォッチは装飾品を兼ねた従来の時計とは違い、所謂ガジェットなので遠からず買い替えのタイミングが来るんだろうけど、そのときの基準になる最初の1台としても悪くないんじゃないかと思っている。4,000円ちょっとという価格は「こういう製品が自分に必要かわからないけど1度は使ってみたい」という人にもちょうどいいと思う。

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